全国20,000人のキャンプ王ファンの皆様、ご機嫌いかがでしょうか?
上の写真は女子Youtuber風に撮影してみたんですが、炎上しそうなので、あまり深くは語らないでおきます(笑)
さて、前回、このブログの写真が無断転載された経緯をご紹介しましたが
正直言って、自分が無断転載されたことで分かったことが沢山ありました。
例えば、twitterで誰かのブログが無断転載されているのが見つかると「〇〇さんのブログが無断転載されている!!」と派手にRT祭りが始まって、みんなで無断転載してる垢をボコボコにするんですよね。もちろんブログの持ち主にも「無断転載されてますよ!」とみんなで伝えてはいるんですが、無断転載者は気づいてアカウントとブログを消して逃亡。
こうして正義は守れたのであった、メデタシ、メデタシ・・・
と、思えるんですが、別に相手を倒したわけでもなんでも無く、無断転載垢の中の人は逃亡しただけで現実社会では元気に生きてるんですよね。しかも、中には常習犯がいる可能性もある。
つまり、
みんなで無断転載を見つけて大騒ぎしてフルボッコにするって、相手に気づかせて逃がすチャンスを与えているようなものなんです。
ですので、もし無断転載者を見つけたら・・・
1.いきなり騒がない
これが重要です。騒いで逃げられたら、せっかく集めることができた証拠や相手との交渉のチャンスすら逃してしまうことになります。
無断転載を見つけたら、やらなくてはいけないことは、
無断転載は悪であるということを徹底的に思い知らせることです。
「いやいや、逃げるくらいだから、やったらダメだってこと理解したでしょう。そこまで追い込まなくても・・・」と思う人もいるかも知れませんが
無断転載者が全員、そんな良心を持っているとは限りません。上手く逃げれてラッキー、くらいにしか思ってないのがゴロゴロいるはずです。
匿名の人間の傍若無人ぶりは、今に始まった問題ではないはずです。
それともう一つ。
ブログや写真は所有者の財産です。
これは、前回紹介した無断転載者に私が出したメッセージにも書きましたが、アッサリ逃してしまって良いくらいの安いものじゃないんです。
まあ・・・私の自撮り写真はフリー素材並みの安さですが(笑)
無断転載しました!アッサリ逃してくれました!これで終わり!・・・無断転載者にしてみたら「簡単なこと」で終わってますし、転載されたブログや画像も簡単に無断転載できるくらいの価値しか無いように見えてしまいます。
なんかね・・・これって、ブログの持ち主が可愛そうな気がしてならないんですよ・・・
無断で転載されて、いつの間にか騒ぎになって、気づいたら逃げられてる。
なんていうか、「えー・・・・・」って感じじゃないですか?
家に泥棒が入っていて、それに気づいた近所のおばちゃんたちが「泥棒だ!!泥棒がいる!!」って騒いで、「あんたの家に泥棒がいるよ!すぐに帰っておいで!!」って家の持ち主に電話する。で、慌てて帰ってきたら泥棒は取るもの取って逃げた後。
いやいや!黙って警察に電話しようよ!(笑)
まずは、逃さないために騒がない事が大事です。
2.泳がせる
騒がず、黙って泳がせておくんです。気づかないふりして。
理由は、一つが証拠や情報を集める時間稼ぎ。
もう一つが、掲載期間をできる限り長くさせる。
掲載期間については、私のケースでちょっと失敗したなぁという反省を込めてです。
というのも、私の場合、無断転載されて24時間以内に気づいて、速攻で証拠集めして相手に連絡取ったんですよね。
つまり掲載時間が短すぎるので、こちらの被害がほとんど無い。
弁護士さんに確認したんですが、これで取れる損害賠償金は5,000円くらいだそうです(;´∀`)
逆に自分のブログから複数の記事やブログを無断転載していただいて、それが長期間に渡ってアフィリで広告収入を得ている状況でしたら、金額がかなり変わってくるようです。
つまり、無断転載されたら逃さないように泳がせたほうが色んな意味で良策なんです。
釣りと一緒ですよね。釣れたと思っていきなり竿を引いても引っかかりが甘くて逃げられる。私の場合はまさにそれでした・・・
そして、肝心なのが稼いだ時間で
3.調べる
まず、無断転載が分かったらやるべきことは証拠集めです。
相手のブログの中に自分の画像や記事が無断転載されていることが分かるようにスクリーンショットを撮りまくります。できれば、PC・スマホ両方の表示画面を撮影してください。
それと同時に、パソコンで該当するブログを「名前を付けて保存」
これが一番重要みたいです。
裁判所側はスクリーンショットより保存されたデータを重要視するみたいで、スクリーンショットだけだと裁判で面倒なことになる可能性があるようです。この辺については無断転載されたカメラマンとかが実際に裁判までした模様を記事にしたブログとかあるので、探してみてください。え?リンクを貼れって??すいません。面倒くさくて(笑)
続いて、できる限り相手の情報を集めます。
まず必ずやるのは相手のブログのサーバーがどこかです。
これは、相手のブログのドメインからWHOIS検索してください。
使用サーバーが分かれば、相手への情報開示請求を出すことができます。
「えー?だけど、情報開示請求って、よっぽどじゃないと無理でしょう!」と思われるかもしれませんが、「できるできない」は置いておいて、相手へのプレッシャーをかける材料を集めていると考えてください。
同じく、もしtwitterなどのSNSで無断転載した記事をツイートして宣伝しているようでしたら、それらもスクショです。
相手のプロフィールなどの情報も全てスクショしてください。
そして、続いて弁護士が絡んでいるという既成事実を作ります。
とにかく方法は問いません。無料サービスでも構いません。無断転載されたことを弁護士に相談し、「いつから」「どのくらいの量」「どこで」無断転載されたかを伝え、損害賠償金額をざっくりと聞き出してください。
ここまで来たら、いよいよ対決です!
4.一気に攻め込む!
相手と連絡が取れる手段は何でも良いです。私の場合はFacebookメッセンジャーでした。
文章の内容については前回の私の記事を参考にしていただいて構いませんし、他にも事例がネットで紹介されているので参考にして抗議文を作成してみてください。
書くときのポイントですが
- すでに無断転載している部分を証拠として保存していることを明示する
- いつからいつまで掲載されていて、合計何個の無断転載があるかを書く
- 他にも被害(私の場合は、私のキャンプで誰かが死んだような使われ方をしたので、そのことを抗議)があれば、そのことについて抗議する。
- すでに弁護士と相談済みで、サーバー会社への情報開示請求も準備ができている
特に弁護士とサーバー会社のところは重要です。準備できていなくても準備できていると書いてください。サーバー会社が分かってるだけでも準備ですから。
あと、「弁護士に確認したところ損害賠償が請求できる案件という確認が既に取れており、サーバー会社への情報開示請求も準備ができています」という書き方がベストかなと思います。弁護士には情報開示請求までは相談していませんが、この書き方ですと既に弁護士と情報開示請求も相談済み、というように見えますので、更に効果的かと。
そしてトドメは
本メッセージ到着後〇〇時間以内に回答をください
時間制限を設けることです。これ大事です。これがないと、いつまでもダラダラと相手に時間を与えることになります。24時間がベストかなと思いますが、私は相手が逃げるような小さいサイトじゃなかったんで48時間しました。
そして、最初のメッセージで要求することは「事情説明と謝罪」。相手に罪を認めさせることです。いきなり「〇〇円よこせ!!」というのは喧嘩か逃亡のどちらかに発展する危険性があります。こちらの持っている証拠や情報でプレッシャーを与えてはいますが、相手に要求するのは最初は「謝罪」「事情説明」。これが重要です。罪を認める文章をもらっておけば、後々、裁判になっても有効な証拠になりうると思います。
あとは、許すも許さないも、あなた次第。
上手く行けば、弁護士が提示した損害賠償金は、情報開示請求や裁判しなくても、振込先を教えて払ってもらえる可能性があります。もちろん、損害賠償金額が大きそうであれば弁護士に丸投げしても良いかもしれません。
そんなわけでございまして、もし、無断転載された場合、きっちり相手に分からせてやるためには、ここまでの作業が必要になります。騒いで逃してしまっては、得るものは何もありません。
ちなみに、ここまで書いてアレですが、あくまで私の個人的見解ですので、実際に裁判でどの程度証拠になるかとかまでは分かりません。そこまで知りたいとなるのであれば、弁護士に相談してください。私の記事はあくまで参考までということで。
もし、知り合いの無断転載を見つけたら、こっそり知らせてあげましょう。フルボッコは無意味な正義です。当事者同士が話し合わない限り、真の解決に至ることはありません。
というわけで、久々に真面目に〆たところで、この辺で。
ほんじゃ!したっけ!